※この記事は2019/8にQiitaに投稿した記事を転記したものです。
SalesforceのレポートエクスポートをURL指定で実現する方法については、 レポートのエクスポート機能を実行するURL や Salesforceのレポートをエクスポートする にも記載されていますが、Summer'19のLightning環境でこのURLを指定すると、エクスポートできずLightningレポート画面に遷移する動作となっています。1
ここでは、Summer'19 Lightning環境でのURLアクセスによるレポートエクスポート方法を記述します。
Lightning環境でのレポートエクスポート
Lightning環境でレポートエクスポートを行う場合、「フォーマット済みレポート」と「詳細のみ」の2パターンが存在します。
- フォーマット済みレポート
- Lightningレポート画面に表示される画面のフォーマットに沿って表示される。(列グルーピング、ソート順、検索条件も表示される。グラフは表示されない。)
- 出力形式は.xlsx固定。文字コード指定不可。
- 詳細のみ
- 従来のレポートエクスポート同様、レポートの詳細行を出力する。
- 出力形式は.xls、.csv。文字コードも指定可。
レポートエクスポート用URL
フォーマット済みレポート
https://[your_instance_name].lightning.force.com/servlet/PrintableViewDownloadServlet?isdtp=p1&reportId=[your_report_Id]
「Lightning環境でのレポートエクスポート」節の通り、出力形式は.xlsx固定です。
Appendix
Custom Link to Download/Export Detail Report in Lightning - Salesforce Stack Exchange
詳細のみ
https://[your_instance_name].salesforce.com/[your_report_Id]?isdtp=p1&export=Export&enc=MS932&xf=localecsv&skipFooter=true
パラメータ
- export
- おそらくエクスポートを実行することを表すパラメータと思われます。
SalesforceのGUIから実行した場合の値はexport=Export
ですが、export=
のみとした場合でもエクスポートは実行できるようです。
ただし、このパラメータを外した場合はエクスポートできないため、必須パラメータとなります。
- おそらくエクスポートを実行することを表すパラメータと思われます。
- enc
- エンコード指定となります。
指定しない場合でもエクスポートは可能です。
- エンコード指定となります。
- xf
- エクスポートファイル形式の指定となります。
- SalesforceのGUIにて.xls形式を選んだ場合は
xf=xls
、.csv形式を選んだ場合はxf=localecsv
が指定されます。 xf=csv
でもcsvファイルがエクスポート可能です。- xfパラメータを指定しない場合はcsvファイルがエクスポートできます。
- skipFooter
- エクスポートファイルの行末にフッタを付与するか否かを指定する項目となります。(
skipFooter=true
の場合はフッタなし) - SalesforceのGUIからエクスポートを実行した場合は
skipFooter=true
(フッタなし)となります。 - skipFooterパラメータを指定しない場合はフッタありとなります。
- エクスポートファイルの行末にフッタを付与するか否かを指定する項目となります。(
-
Classic環境では引き続きレポートエクスポートが可能です。↩