Mark Hammer's Blog

SalesforceやTrailheadに関する情報を投稿しているブログです。

Salesforceのリリースバージョン番号

はじめに

今年もDreamforceが終わりました。
Twitterを見てると、今年はワークフローとプロセスビルダーからフローに乗り換えに関する話題で盛り上がりましたね。
約1年後にはワークフローとプロセスビルダーの新規作成を禁止されるとなると結構な重要事項ですが、今回のテーマはそれではありません。

True to the Core オンデマンド録画の25分ごろからその話題になるのですが、ここでスピーカーのPatrick Stokes氏はタイムライン説明の際に "Spring ‘22" といった形ではなく ”Two thirty-six”, "Two thirty-eight", "Two fourty" と話しています。
しかし紹介したブログには、 "Spring ‘22", "Summer'22", "Winter'23" と従来のバージョン名で記載されています。
これはどういったことなのでしょうか。

Salesforceのリリースバージョンには番号がある

実はSalesforceのリリースバージョンには、"Winter'22"のような我々がよく知る「季節+年」の表記以外に数字のバージョン番号も設定されています。
それはSalesforceリリースノートのURLを見れば分かります。

このように、releaseURLパラメータがSummer'21では232、Winter'22では234と2増えています。
このルールは今後のバージョンでも同様ですので、

  • Summer'21: 232
  • Winter'22: 234
  • Spring'22: 236
  • Summer'22: 238
  • Winter'23: 240

となります。
Patrick Stokes氏はバージョンをこの番号で説明しており、それをブログ著者が「季節+年」の表記に書き換えたんですね。

おわりに

通常、Salesforceのバージョンは「季節+年」表記で表されており、一般ユーザがバージョン番号を聞くことは滅多にありません。*1
少なくともDreamforceのこのセッションは一般向けではなかった、ということでしょうか。

releaseURLパラメータはメジャーリリースごとに2増える、と覚えておくと先述のリリースノートのURLパラメータ書き換えだけで希望のリリースノートを見つけることができたりするなど*2、いいことがあるかもしれません。

*1:目にするのはSalesforceアプリのバージョン番号ぐらいでしょうか。それもあまり気にしませんよね。

*2:リリースノート画面にあるバージョン選択リストから選んだ方が早い、と言われるとそうですが…