Mark Hammer's blog

SalesforceやTrailheadに関する情報を投稿しているブログです。

Salesforce Tips: 認定デベロッパー試験受験記(Admin向け)

TL; DR

  • Admin側の知識に自信があるがDev側は自信がない人は、Admin向けの問題は全問正解するつもりでいきましょう。
  • コードを書く試験ではないですが、Trailheadの認定デベロッパー試験向けTrailmixは一通り進めることをおすすめします。
  • Apex、Visualforce、Lightning Web Componentのコード記述、デプロイに自信がない人は、ある程度できるようになってから受験したほうがいいかも。

はじめに

Salesforce認定デベロッパー試験。
Salesforce開発者向けの試験であることはもちろんですが、認定テクニカルアーキテクトの前提資格となる認定システムアーキテクト、認定アプリケーションアーキテクト両方の取得必須資格でもあります。

認定テクニカルアーキテクトは、最近は #JourneyToCTA というハッシュタグとともに Salesforce Architect Group が活動を行っている他、Dreamforce2019では "Become a Salesforce Architect without a Developer Background" の発表も行われており、開発者だけでなくシステム管理者(Admin)も目指せる目標となっています。
認定テクニカルアーキテクトを取得したいシステム管理者(Admin)にとって認定デベロッパー試験は、開発者向け知識を問われる最初の関門でもあります。

2019年8月、私は力試しとして受験したSalesforce認定デベロッパー試験に合格しました。

ちなみに私は以前の仕事で扱っていた関係上Salesforce管理者側(標準機能)の知識はありますが、開発者側の知識は主にTrailheadでの自習で身につけていました。
今回は仕事でSalesforce開発(Apex、Visualforce、Lightning [Aura/Web] Component)をしない人向けに、認定デベロッパー試験について書いていきます。

受験記

受験前の準備

当時は Trailhead で 600 バッジ程度取得しており、さらに Apex SpecialistData Integration Specialist を取得しました。

ただ、その後は特にコードを書くことはなく、英語の練習問題が掲載されているサイトで英語問題を見ていました。

試験結果

受験結果で確認できる各分野の正答率、及び正答率から予想できる問題数、正答数が以下の表になります。
ちなみに受験ガイド(PDF)では問題数60問、合格点は65%(=39問正解)と記載されています。

分野 割合 正答率 問題数(予想) 正答数(予想)
Salesforceの基本 10% 100% 6 6
データモデリング及び管理 12% 71% 7 5
ロジックとプロセスの自動化 46% 44% 29 13
ユーザインターフェース 10% 83% 6 5
テスト 12% 85% 7 6
デバッグツールとリリースツール 10% 80% 5 4
合計 100% 60 39

結果は、予想正答数=合格点という、本当にギリギリの合格でした。
受験時は本当に不合格を確信しており、分からなかった問題をメモして、次回の受験に備えていましたので、終了ボタンを押して「合格」が表示されたときは本当に驚きました。

各分野の内容

以下、認定デベロッパー受験ガイドを参考に記載しております。

認定デベロッパー出題分野と、私が考える傾向は以下の通りです。

分野 傾向
Salesforceの基本 システム管理者 / 開発者向け
データモデリング及び管理 システム管理者向け
ロジックとプロセスの自動化 システム管理者 / 開発者向け
ユーザインターフェース 開発者向け
テスト 開発者向け
デバッグツールとリリースツール 開発者向け

以上の傾向、及び実際に受験した感想から、Adminが認定デベロッパーを取ろうとするのであれば以下がアドバイスとなります。

  • Admin向けの問題は絶対落とさないようにしましょう。
    • 具体的には「各種リレーション(主従関係、参照関係)の違い」「数式項目で扱う関数」「積み上げ集計項目」「ワークフロー/プロセスビルダー」などがあげられます。
  • Dev向けの問題はTrailheadのモジュール、プロジェクトをやりながら手順、関数を覚えていきましょう。
    • 実際にコーディングをする必要はないですが、開発者コンソールのメニュー名や各種関数名など、丸暗記では非常に厳しいです。

資格維持に向けて

Salesforce認定アドミニストレータ、認定Platformアプリケーションビルダー同様、認定デベロッパーもリリースごとに資格更新を行う必要があります。
以前はWebAssessorでの選択式試験でしたが、現在はTrailheadにて対象モジュールをクリアし、バッジを取得することで資格更新となります。 なお、Winter'19より認定デベロッパーにはコード記述を含むハンズオンが含まれるため、現在の認定デベロッパーは「コードを書けなくても合格はできるが、コードを書けないと維持ができない」資格になっています。

そして、現在最新(Winter'20)となる認定デベロッパー資格更新モジュールのハンズオンは、Lightning Web Componentを使ったカスタムタブの実装がテーマとなっています。
「現在システム管理者側だけど、テクニカルアーキテクトになるために認定デベロッパーを受験しようかな」とお考えの方には、ぜひ一度認定デベロッパー資格更新モジュールのハンズオンをやってみて、資格更新できそうか試していただくことをお勧めします。

ちなみに私は認定デベロッパー試験前に資格更新モジュールのハンズオンをやっており、「資格更新できそうだ」と思ったので受験した背景もあります。
ただそれまで Apex や Lightning Aura Component、つまり開発者コンソールで対応できたものから Lightning Web Component (現在開発者コンソールで開発不可) にテーマが変わったことは衝撃を受けました。
新しい言語、開発手法についていくことも、認定デベロッパー資格維持には必要となります。

おわりに

認定デベロッパー試験を受験してみて思ったのは、「かなり難しかった」という感想です。
これまでコード実装をそれほど行っていないAdminが認定デベロッパー試験に合格するには、「今まで知らなかった範囲をどれだけ勉強することができるか」これに尽きます。
ただ、「今まで知らなかった範囲をどれだけ勉強することができるか」はどの分野でもあるため、CTAを目指すAdminの方にはぜひ頑張っていただきたいです。