Mark Hammer's Blog

SalesforceやTrailheadに関する情報を投稿しているブログです。

Lightning Experience で表示される 参照カウント について調べてみた

Lightning Experience では Salesforce Classic と違い、Chatter投稿に「〇人が参照」、「再生回数〇回」といったChatter参照カウントが表示されます。
「〇人が参照」の場合は、リンクをクリックするとその投稿にいいね! と言ったり、コメント、編集、共有をした、または投稿の詳細ビューに移動したユーザ名が表示されますが、「再生回数〇回」の場合はリンクがなく、どのユーザが何回アクションを行ったのかは分かりません。

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「〇人が参照」画面

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「再生回数〇回」画面

今回はこの参照カウントの表示について調べてみました。
※この内容は 2019/11(Winter'20) のものです。

参照カウントの表示ルール

ページによって、参照カウント表示ルールが決められています。

非公開Chatterグループ

  • グループに参加しているユーザであれば、「〇人が参照」が表示されます。
  • ただし、プロファイルや権限セットで「[表示先] リストを非表示」にチェックがあるユーザには「再生回数〇回」が表示されます。
    • これは「すべてのデータの編集」または「すべてのデータの参照」権限を持つユーザであっても同様です。

リストに記載しないChatterグループ

  • グループに参加しているユーザであれば、「〇人が参照」が表示されます。
  • ただし、プロファイルや権限セットで「[表示先] リストを非表示」にチェックがあるユーザには「〇人が参照」、「再生回数〇回」どちらも表示されません。
    • これは「すべてのデータの編集」または「すべてのデータの参照」権限を持つユーザであっても同様です。

上記以外

公開Chatterグループ、レコード画面、ユーザ画面等に表示されるChatter投稿が該当します。

  • 以下両方を満たすユーザには「〇人が参照」が表示されます。
    • 「すべてのデータの編集」または「すべてのデータの参照」権限を持つユーザである。
    • プロファイルや権限セットで「[表示先] リストを非表示」にチェックがないユーザである。
  • それ以外のユーザには「再生回数〇回」が表示されます。

特殊ケース

「〇人が参照」が表示されるケースなのに、「再生回数〇回」が表示される

これは、「〇人が参照」は投稿者本人のアクセスを含まないのに対し、「再生回数〇回」は投稿者本人のアクセスを含むために起こります。
つまり、「その投稿に『いいね!』をクリックしたり、コメントまたは共有したり、投稿の詳細ビューに移動したのが投稿者本人だけ」の場合、「再生回数〇回」の表示になります。
その後投稿者本人以外が投稿に対しアクションを行った場合は、「〇人が参照」に表示が切り替わり、以後「再生回数〇回」は表示されません。

レコード画面で非公開Chatterグループをメンションした場合の表示

メンションした非公開Chatterグループに参加しているユーザはレコード画面、ユーザ画面、非公開ChatterグループでChatter投稿を見ることができますが、参照カウントの表示はそれぞれの画面のルールに従います。
つまり、「すべてのデータの編集」または「すべてのデータの参照」権限がない、かつ「[表示先] リストを非表示」のチェックがないユーザの場合、以下の動作になります。

  • 非公開Chatterグループ画面
    • 「〇人が参照」が表示される。
  • 上記以外の画面
    • 「再生回数〇回」が表示される。

参考URL

Chatter 投稿の構造 - Salesforce Help
Chatter カウントの特性 - Salesforce Help